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payモジュールの基本設定


概要

payモジュールは、userentryformモジュールと連携して決済機能を構築できます。

決済形態は、都度支払いの「都度決済」と、サブスクリプション型の「継続決済」の選択が可能です。
これにより、会員制サイトやイベント申込ページなどに柔軟な決済オプションを追加できます。

連携モジュールの活用例
  • userモジュール:有料会員限定のクローズドサイトを運営
  • entryモジュール:有料イベントや講習会の申込ページで決済
  • formモジュール:有料プラン申し込み時に決済を導入

基本機能

payモジュールの主な機能は次のとおりです:

  • 決済形態:都度決済、継続決済
  • 決済方法:クレジットカード、銀行振込、代金引換 ※クレジットカード決済は SBペイメントサービス との契約が必要です。
  • 適用税率:標準税率・軽減税率の個別適用可
  • メール機能:注文や決済時に自動メール送信
  • フロント側ページ:注文一覧・詳細、決済一覧、注文編集ページ作成可
注記

決済形態や税率設定は、連携先のモジュール(user/entry/form)内の登録コンテンツで記述します。
👉 payモジュール連携時のコンテンツの作成方法

payモジュールの操作権限(ロール)

権限登録一覧詳細編集削除備考
一般----
ユーザー--継続停止、決済方法の変更可
管理者-継続停止・ステータス変更が可能

※2021年10月4日現在、マネージャー権限には操作権限がありません。


payモジュールの構築

モジュール導入からWebコンテンツ作成までの大まかな流れは以下になります。

「payシート」は、対象モジュール(user、entry、formモジュール)の決済管理を行います。

  1. 決済方法設定:payモジュールで利用する決済方法を定義
  2. シート新規作成:決済機能を付加する対象モジュールを指定し、新規payシートを作成
  3. シート編集:payアクションが発生した場合のメールアドレスを設定
  4. メニュー作成:作成したpayシートをサイドメニューに表示
  5. アクセス権限(ロール)設定:各権限によるpayモジュールの操作権限を設定
  6. ステータス設定:「仮売上」「本決済」などの決済ステータスを作成
  7. ステータス連携:決済方法と決済ステータスを連携
  8. 決済動作設定:pay対象シートに決済が行われた際の動作設定を定義(任意)

1. 決済方法管理設定

まず、payモジュール共通となる決済方法の設定を行います。後で各々のpayシートに必要な決済方法を紐づけます。
歯車マーク > pay | 決済方法管理 を選択し、「新規作成」より基本情報を設定します。

決済方法登録

基本情報

項目内容
決済方法名決済方法の名称を設定します。※コンテンツ側で決済方法の表示名称として使用されます。
決済種別クレジットカード決済(SBペイメントサービス)/ 自由定義から設定。
・クレジットカード決済の登録は1件のみ。
・「自由定義」は「代引き」「銀行振込」などその他を設定。
クレジットカード決済について

クレジット決済をご利用の場合は、SBペイメントサービスから提供された各種情報の入力が必要です。

SBペイメントサービスの決済情報設定

  • お客様情報:マーチャントID、サービスID
  • 接続先情報:ハッシュキー、3DES 暗号化キー、3DES初期化キー、API接続先URL、トークンサービス接続先URL

決済方法一覧 > 鉛筆アイコン から編集します。

決済方法一覧画面


2. シート新規作成

歯車マーク > シート設定 | モジュール から、**pay「シート作成」**を選択します。

設定画面

対象情報

項目内容
対象モジュールuser / entry / formから選択
対象シート決済機能の対象シートを設定

共通設定

項目内容
注文名称注文情報の名称(例:サブスク会員決済、講習会申込決済など)
決済名称決済情報の名称
決済方法利用する決済方法を選択(※無効のものは使用不可)
注文名称と決済名称

payモジュールは「注文情報の中に決済情報を持つ」構成です。 商品情報(pay_item)は user / entry / form によって定義されます。

注文と決済


3. シート編集

「共通設定」以外に、シート編集より検索表示やメールアドレスなどの追加設定があります。

payモジュール一覧画面

追加設定項目

カテゴリ項目内容
管理者設定検索項目表示設定payシート一覧画面における検索項目の表示 / 非表示を制御
ソート項目ID / 継続決済予定日 / 注文日時
ソート順昇順 / 降順
メール配信設定メールアドレス設定通知先メールアドレスを設定(自動配信メール管理:payモジュール

4. メニュー作成

メニュー設定 を行い、サイドバーに表示設定します。


5. アクセス権限(ロール)設定

対象シートとpayモジュールに対して、アクセス権限を設定します。


6. ステータス設定

注文情報の「決済ステータス」を管理します。 デフォルトは「仮売上」「本決済」「キャンセル」。

ステータス設定画面

選択肢名と選択肢の動作について

「無効」「有効」の動作設定があります。作成した選択肢名に動作設定を紐づけます。
例:保留 → 無効 or 有効のどちらかを選択


7. ステータス連携

決済方法と決済ステータスを連携。

ステータス連携画面

ステータス連携について

「クレジットカード決済」という方法に「仮売上(0)」などの挙動を定義します。

payシート_ステータス連携

  • 仮売上(0)、本決済(1)、キャンセル(2) を定義
  • 初期値設定で挙動を変える(即時本決済 or 与信確認後に本決済)

※カード会社からパレットCMSへの通知はありません。


8. 決済動作設定

payシート > 各種設定 | 決済動作設定 より設定します。

活用例

  • 有料会員登録時にポイントを付与
  • 「仮売上」→「本決済」になった際に特定ステータスを付与

決済動作設定

基本情報

項目内容
変更前ステータスステータス変更前の値を指定
変更後ステータスステータス変更後の値を指定
詳細条件条件を細かく指定(最大10件、順番に実行)

変更内容

項目内容
対象項目対象シートの項目
動作種別置換 / 加算 / 減算(整数 or 小数点)
設定値選択肢名 / 数値(対象に応じて)

ステータス設定

項目内容
ステータス有効 / 無効

詳細条件の設定内容

条件対象を選択すると、左辺条件が選択可能になります。

決済詳細条件設定

詳細条件の活用例
  • 決済額が×××円なら会員ランクを○○ランクにする。
  • 注文した商品合計が×××円以上で、会員に○○ポイントを付与(加算)する。
  • 会員の有効期限を決済日の○日後に設定する。
条件対象左辺条件比較演算子右辺条件
決済決済額
登録日時

!=
≦(以前)
?(より前)
≧(以降)
?(より後)
任意の設定値
注文注文種別
継続状態
商品合計金額
商品合計金額(初回)
任意の設定値
対象(注文の対象情報)pay対象シートの任意項目
※文字列1行、数値、小数点、日付、ラジオ、プルダウン項目
任意の設定値

左辺条件の値が空の場合(pay対象シートの任意項目が必須入力ではなく、値が入っていないケース)は、条件がスキップされます。

決済動作の実行順序について

詳細条件を組み合わせることにより、1つの基本条件に対して複数の条件が設定できます。
動作の実行は、決済動作一覧の上部リストから順に実行されます。

決済動作一覧

想定どおり動作しない場合は、条件設定と共に、リストの並び順も確認してください。
並び順の変更は、リスト左端のアイコンをドラッグして操作します

決済動作 並び順変更

コンテンツ作成

payモジュールには、以下のコンテンツがあります。

payモジュール関連マニュアル