inazuma code :リテラル
リテラル とは、プログラムのソースコード内に直接記述された値のことです。
inazuma code では、数値や文字列、真偽値、null、配列、オブジェクトなど、さまざまなリテラルを記述できます。
すべてのリテラルは式として扱われ、他の演算や関数の引数に使えます。
数値リテラル
123 // 整数
3.14 // 小数(浮動小数点数)
-42 // 負の数
1e-3 // 指数表記
- 整数と小数は自動的に判別されます。
0.0
や1.0
も小数として扱われます。
文字列リテラル
'シングルクォート'
"ダブルクォート"
- シングルクォートとダブルクォートは等価です。
- エスケープシーケンス(
\n
,\'
,\"
など)も使用できます。
テンプレートリテラル(詳細は別章)
`Hello, ${name}`
- 文字列内に式を埋め込めるリテラルです。
- バッククォート(`)で囲み、
${ ... }
の中に式を記述します。
真偽値リテラル
true
false
- 論理演算や条件式で使用します。
null リテラル
null
- 値が存在しないことを表します。
- 比較演算や null 合体演算子(
??
)などで使用します。
配列リテラル
[1, 2, 3]
["a", "b", "c"]
- カンマ区切りで値を列挙します。
- 要素にはリテラル・変数・式を含めることができます。
- 空配列は
[]
です。
オブジェクトリテラル
{
name: "Alice",
age: 30
}
キー: 値
のペアで記述します。- キーは文字列・数値・式を使用できます。
- 値にはリテラル・変数・式を使用できます。
- 空オブジェクトは
{}
です。