メール配信:SPFレコード設定
SPF設定
円滑なメール配信サービスをご利用いただくため、納品後、基本設定の確認と共に「SPFレコードの設定」をお願いします。
SPF(Sender Policy Framework)は、送信元ドメインの正当性を認証する仕組みです。
送信アドレスのドメインのDNSサーバーにSPFレコードを登録することで、 受信側メールサーバーが「なりすましメール」でないことを判定します。
メール配信機能について
パレットCMSでは、以下の2種類のメール配信機能を提供しています。
- 自動配信メール
- 登録や問い合わせなどのアクションをトリガーに、システムから自動で送信されます。
- 送信可能モジュール:
user,manager,item,entry,form,review,pay
- 一斉配信メール
- sendモジュール導入時のみ利用できます。メルマガなどの一括送信に活用します。
- 送信対象モジュール:
user,manager,item,entry,form,review
納品後の流れ
-
システムの基本情報を確認
納品時に提供されたシステムの基本情報を確認します。 -
管理者メールアドレス設定の確認
管理画面にログインし、設定(歯車マーク)> システム設定 > サイト設定 で、利用するメールアドレスが設定されていることを確認します。 -
SPFレコードの設定
「メールアドレス(From)」に設定したアドレスのドメインにSPFレコードを登録します。
- ドメイン(DNS)をお客様が管理されている場合は、お客様側での設定が必要です。
- 「独自ドメイン取得代行」オプションをご契約の場合は、弊社が設定を代行します。
SPFレコードの設定
sendモジュールの契約有無によって、記述内容が異なります。既存のSPFレコードがある場合は、追記してください。
sendモジュール:利用なし
SPFレコードに、ip4:システム設置先ドメインのIPを追記します。
追記前:example.com IN TXT "v=spf1 ●●●●●
追記後:example.com IN TXT "v=spf1 ●●●●● ip4:システム設置先ドメインのIP
※ip4:システム設置先ドメインのIP の前は半角スペースを入れてください。
sendモジュール:利用あり
SPFレコードに、ip4:システム設置先ドメインのIPと include:spf.baremetal.jp ~allを追記します。
追記前:example.com IN TXT "v=spf1 ●●●●●
追記後:example.com IN TXT "v=spf1 ●●●●● ip4:システム設置先ドメインのIP include:spf.baremetal.jp ~all
※ip4:システム設置先ドメインのIP、includeの前は半角スペースを入れてください。
- SPFレコードは一行で記述します。
- メール配信時に「From(差出人メールアドレス)」「Return-Path(受信メールアドレス)」をシステム設定のFromアドレスと別のドメインで運用する場合は、そちらのドメインにもSPF設定をしてください。
メールアドレスリストの精査
sendモジュールご利用の際、エラーメール数が全体の3%以内 でのご利用をお願いしております。
エラーメールアドレス(不達アドレス)が多く含まれると、配信を円滑に行う事が難しくなり、配信システムに影響を及ぼす可能性があります。
Gmailや携帯キャリアでは配信制限が行われる場合がありますので、運用前に必ずメールアドレスの精査をお願いいたします。