検証環境オプション
概要
本番環境(実際の運用環境)とは異なる環境でコンテンツや項目調整を行える「検証環境オプション」を、有償にてご用意しています。
運用開始後、頻回の更新が見込まれる際などにご利用ください。
詳細:料金プラン > オプション > 検証用環境構築・運用
お申し込みから運用開始までの流れ
納品システムを構築する環境として、検証環境とは別に開発環境が存在します。
それぞれの環境
開発環境
ベンダーの開発環境。要件定義・設計後に、実際の構築作業を行います。
β版納品後に問題が見つからなければ、一定期間経過後に削除します。
本番環境(本環境)
クライアントの運用環境。パレットCMSの主契約です。
検証環境
クライアント用の検証環境。コンテンツ調整などを、本番環境反映前に確認できます。
保守メンテナンスはベンダー側で行います。
ベンダー側でシステム構築・設計を行う際、運用開始までの主な流れは以下の通りです。
- 契約締結後、要件定義・全体設計・デザインを決定
- 開発環境で各種設定・デザイン制作・組み込み作業・機能開発(要件による)・デバッグを実施
- 開発環境をβ版として納品。クライアント側で検証・確認
- β版に問題がなければ、本番環境を構築して納品
- 本番環境に運用データを登録(原則クライアント側の作業)
- 検証環境オプション利用時は、運用データ(5.で登録したデータ)を削除し、検証環境を構築
サービス詳細
検証環境オプションを利用すると、運用開始後のコンテンツや項目調整・データ更新時に、事前検証・確認が可能です。
- ご希望に応じて月1回程度、本番環境の設定を同期します。また、ご利用の本環境が「最新Ver.」である場合、検証環境もバージョンアップが可能です(同期とバージョンアップ、いずれかを選択できます)。
- クライアントが本番環境に登録したデータは、セキュリティ観点から検証環境への移植・同期は行いません。
- クライアントが検証環境で登録・編集したコンテンツデータについては、サポート範囲外になります。
- 複数契約が可能です。
- 本番環境で利用していないモジュールの追加や、機能検証はできません。
同期作業とバージョンアップ
同期作業
本番環境の設定の同期を行うこと(目安:1ヶ月に1回程度)。
同期作業時、コンテンツデータは同期されますが、検証用に登録したデータは破棄されます。必要に応じて、クライアント側で再登録を行ってください。
バージョンアップ作業
本番環境に適用したアップデートを、検証環境に適用すること。
検証環境の登録データは引き継がれますが、本番環境と検証環境の差分でデータ不整合が起こる可能性があります。
注意事項
保守・メンテナンス
- 仕様・推奨運用から外れた操作や設定変更に起因するデータ破損は、原則として復旧対応の対象外となります。必要な場合は別途お見積もりとなりますが、完全な復元は保証できません。
- サーバー保守の観点からメンテナンスが必要とベンダーが判断した場合は、あらかじめ日程をご相談の上で作業します。
- ご契約者様以外が検証環境を利用する場合は、サポートまでご連絡ください。
メール配信の検証
- sendモジュール / 自動配信メールによる送信テストを行う場合は、主契約に基づき、検証環境の送信数を合算してご請求します。
- メール送信テストを行う場合は、送信メールアドレスのドメイン(DNS)にSPF設定が必要です。レコードへの追記情報はサポートまでお問い合わせください。
外部連携
- プラグインなどで本番環境と検証環境の双方からAPI・Webhookによる外部連携を行うと、データの整合性やセキュリティの問題が発生する可能性があります。運用には十分ご注意ください。
※本番環境に設定されているpayモジュールの決済定義やsnsモジュールのソーシャルログイン定義は、検証環境では初期化した上で無効化されます
本番環境からの同期作業で無効化・初期化されるデータ
無効化
- 自動配信メール管理|メールテンプレート
- 自動実行
- Webhook通知条件
- 拡張メール管理|メールテンプレート
初期化
- システム設定|メールアドレス、設置先URL
- 特権管理者 パスワード
初期化した上で無効化
- システム設定|Google reCAPTCHA関連
- sns|ソーシャルログイン定義 接続情報
- pay|決済方法 決済設定